楽式・ジャンル French

Nocturne

夜想曲(ノクターン)

夜想曲。夜の孤独と内省を、音の余白で語る形式。

一般的な解釈

ノクターンは夜の詩的な瞑想。音楽の中で最も「孤独」で「内省的」な形式。演奏者視点では、技巧的な装飾よりも、夜闇の中で心が呟く淡いメロディーをいかに美しく歌い上げるかが全て。ピアノの響きを最大限に引き出す音色感覚が試される。

語源と本来の意味

フランス語 nocturne(夜間の・夜の)に由来。ラテン語 nocturnus(夜の)が語源。ピアノ小品としての形式はジョン・フィールド(John Field)が確立し、ショパンがその様式を継承・発展させて最高のロマン派形式に昇華させた。

Chopin

ノクターン第2番 変ホ長調 Op.9-2

ノクターンの最高傑作。甘美で深い詩情

Chopin

ノクターン第1番 変ホ長調 Op.9-1

装飾的な優雅さと感傷性

Field

ノクターン第1番 変ホ長調

ノクターンの起源者。素朴で清澄

Liszt

ノクターン「夢」

ロマン派的な壮大さ

Debussy

夜想曲(オーケストラ版)

印象派的な夜のイメージ拡張

Satie

グノシエンヌ第1番

20世紀の新しいノクターン