Adagietto
/ ˌædəˈdʒɛtoʊ /
アダージェット
60–72
BPM 目安
定義
Adagioから重力を抜いた速度。 弦が沈まず、フレーズが止まらない遅さ。 Adagioの別様態として、重さではなく息の流れで拍を刻む。
速度の相対位置
演奏者視点
Adagioより「軽い」という感覚が重要だ。重力に引きずられるAdagioとは違い、 Adagiettoは弦の柔らかさと息の長いフレーズが前に出る。 Mahlerの5番ではその対比が明確で、 弦楽器が重くならずに歌い続けることが求められる。
語源と本来の意味
イタリア語 Adagio の縮小形。接尾辞 -etto は 「少し〜」「やや〜」を意味し、「少しAdagio」=「AdagioよりやわらかくやさしいAdagio」という意図を持つ。 ただし実際の演奏速度は時代・演奏家によって幅があり、 Adagioとほぼ同じ速度になることも珍しくない。
代表的な用例
Mahler
交響曲第5番 嬰ハ短調
第4楽章 — Adagietto