Allegretto
/ ˌæl.ɪˈɡrɛt.oʊ /
アレグレット
96–112
BPM 目安
定義
軽く、余裕を持った速さ。 急かさず、しかし決して重くならない、 Allegrettoだけが占める固有の領域。Allegroより一段穏やかながら、緩やかさとは異なる。
演奏者視点
Allegroの活発さを持ちながらも、急いでいない余裕が重要。 「軽い」という縮小辞の意味通り、重くならずに軽く進む。 Beethoven以降、Allegroより穏やかな快活さを表すために定着した。 テンポより「軽さと余裕」の感覚を優先させること。
語源と本来の意味
イタリア語 allegro(速く・陽気に)の縮小形。 接尾辞 -etto(少し〜)が付き、「少しAllegro」=「やや速く・少し軽やか」を意味する。 ただし時代によって解釈に幅があり、Beethovenは「Allegroより遅い」と明確に捉えていたが、 一部の古い理論では逆に「Allegroより少し速い」と解釈されることもあった。
代表的な用例
Beethoven
交響曲第7番 イ長調 Op.92
第2楽章 — Allegretto
Schubert
ピアノソナタ 変ロ長調 D.960
第3楽章 — Scherzo: Allegretto vivace
Brahms
クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114
第3楽章 — Andantino grazioso / quasi Allegretto