Vivace
/ viˈvaːtʃe /
定義
♩=156〜176。アレグロより速く、 拍の頭を常に弾ませて 演奏する速度標語。テンポより推進力が先にある。 イタリア語 vivace はラテン語 vivax(持続する生命力)に由来し、 速度の指定であると同時に、音楽が絶えず前へ進み続ける性格を求める言葉。
一般的な解釈
♩=156〜176程度が目安。アレグロより速く、プレストより遅い速度域に位置する。 単なる速度指示ではなく、音楽の「生き生きとした性格」を求める表情記号でもある。 軽快さと推進力が求められる。
語源と本来の意味
イタリア語 vivace は「生きている・活発な」という形容詞。 ラテン語 vivax (長命な・活力のある)に由来する。 英語の vivid (鮮やかな)と同根。 「生命そのもの」を音楽で表現せよ、という指示である。
代表的な用例
Beethoven
交響曲第7番 イ長調
Op. 92
第1楽章主部 — Vivace
Beethoven
交響曲第7番 イ長調
Op.92
第1楽章 — Poco sostenuto – Vivace
Mendelssohn
ヴァイオリン協奏曲
ホ短調 Op. 64
第3楽章 — Allegretto non troppo – Allegro molto vivace
Brahms
交響曲第2番 ニ長調
Op. 73
第4楽章 — Allegro con spirito
Mozart
交響曲第41番
「ジュピター」K. 551
第4楽章 — Molto allegro