記譜・理論 Greek

Rhythm リズム

リズム

♩♪♪ ♩ 音の長短パターン

音の長短・強弱が時間の中で組み合わさったパターン。拍(beat)や拍子(meter)と関連するが、より大きな動きの流れとして捉えられる。

リズム・拍・拍子の違い

拍(beat):均等な時間の刻み。メトロノームが刻むもの。
拍子(meter):拍のまとまり方のパターン(4/4、3/4 など)。
リズム(rhythm):音符の長短・位置・アクセントが作る具体的なパターン。同じ4/4拍子でも、リズムパターンは無数にある。

語源

ギリシャ語 rhythmos(流れ・動き・規則的な動き)。動詞 rhein(流れる)に由来。元来は波の規則的な動きや詩の韻律を指した言葉で、音楽に転用された。「flow(流れ)」という感覚が語源に込められており、リズムを「刻む」より「流れに乗る」と感じるのはこのため。

リズムモチーフ

特定のリズムパターンが作品を貫く動機として機能することがある。Beethovenの交響曲第5番冒頭の「タタタターン」は音高より先にリズムが主題を確立する例として最も有名。このようなリズム動機は旋律動機と組み合わさって楽曲のアイデンティティを形成する。

ポリリズム

複数の異なるリズムパターンが同時進行する状態をポリリズムという。アフリカ音楽や20世紀音楽に多い。例:ピアノが3連符、弦が二連符を同時に演奏する(3対2)。インタープレイやアンサンブルでは各奏者がそれぞれのリズムを保ちながら全体のグルーヴを作ることが要求される。