記譜・理論 Greek / Japanese

Meter 拍子

ミーター / はくし

4/4 拍子記号

小節内の拍の数とその強弱パターンを定義するもの。拍子記号(時間記号)として楽譜の冒頭に表示される。

拍子記号の読み方

4/4 の上の数字(分子)は「1小節に何拍入るか」、下の数字(分母)は「1拍の単位音符が何分音符か」を示す。4/4 なら「四分音符が4拍」、3/4 なら「四分音符が3拍」、6/8 なら「八分音符が6拍(または付点四分音符が2拍)」。

単純拍子と複合拍子

単純拍子:各拍が2等分に分割される。2/4、3/4、4/4 など。
複合拍子:各拍が3等分に分割される。6/8、9/8、12/8 など。6/8 の実際の感じ方は「付点四分音符が2拍」で、ワルツより流れるような3連的感覚になる。

変拍子・混合拍子

5/4、7/8 など、均等に分割されない拍子を変拍子という。5/4 は 3+2 または 2+3 に内部分割されることが多い。Tchaikovsky の交響曲第6番第2楽章(5/4)や Brubeck の「Take Five」(5/4)が著名な例。混合拍子は小節ごとに拍子が変わるもので、Stravinsky や Bartók で頻繁に使われる。

語源

ギリシャ語 metron(尺度・測る)。詩学の「韻律(meter)」と同語源で、音楽の拍子も詩の強弱パターンから発展した概念。古代ギリシャ・ローマの詩では長短音節のパターンが「韻律」として体系化されており、それが音楽の拍子理論に引き継がれた。