記譜・理論 English / Japanese

Beat

ビート / はく

♩ ♩ ♩ 均等な時間単位

音楽の時間を均等に区切る基本単位。指揮者が振る動作の一つひとつ、メトロノームが刻む一打ちが1拍に相当する。

強拍と弱拍

拍には強弱のパターンがある。4拍子なら第1拍が最も強い「強拍」、第3拍が準強拍、第2・4拍が「弱拍」。このパターンが拍子を形成する。syncopation(シンコペーション)は弱拍を強調することで、このパターンを意図的に崩す技法。

拍とテンポの関係

テンポとは1分間あたりの拍数(BPM: Beats Per Minute)のこと。♩= 120 なら1分間に四分音符を120回刻む速度。拍の単位音符(拍子記号の分母)は拍子によって変わる:4/4拍子なら♩が1拍、6/8拍子なら♪が1拍(または♩.が1拍)。

アップビートとダウンビート

指揮の動作に由来する呼称。ダウンビートは指揮棒が下に降りる瞬間で、通常は小節の第1拍。アップビートは次の小節の第1拍(ダウンビート)に向けて上がる動作で、「弱起(アウフタクト)」にあたる。「on the beat」は拍の頭ぴったりに、「off the beat」は拍から外れた位置に音を置くこと。

サブディビジョン(拍の分割)

1拍を均等に分割した単位をサブディビジョンという。♩が1拍なら♪が2等分(2サブ)、♬が4等分(4サブ)。三連符は3等分。演奏中に「裏拍を感じる」とは、♩の間にある♪(2サブ)の位置を内側で意識することで、アンサンブルでの同期精度が上がる。