Symphony
シンフォニー
定義
オーケストラのための大規模な楽曲。通常は4楽章で構成され、各楽章はソナタ形式、メヌエット、ロンドなどの形式に従う。
一般的な解釈
シンフォニーは楽団全体による「思想の表現」。ソナタが個人の内面を語る独白なら、シンフォニーは社会全体との対話。指揮者は単なる時間統制者ではなく、100人近い楽器奏者を一つの「楽器」として操る芸術家。
語源と本来の意味
ギリシャ語 symphonia(調和)に由来。syn-(一緒に)+phonia(音)。18世紀イタリアの多声合奏から発展。ハイドンによって形式が確立。
代表的な用例
Beethoven
交響曲第5番 ハ短調「運命」Op.67
交響曲の完成形。4楽章の統一感
Mozart
交響曲第40番 ト短調 K.550
古典派交響曲の傑作
Brahms
交響曲第1番 ハ短調 Op.68
ロマン派交響曲の登頂点
Tchaikovsky
交響曲第6番「悲愴」Op.74
感情的深さと構成の両立
Mahler
交響曲第5番
20世紀交響曲の複雑さ
Shostakovich
交響曲第7番「レニングラード」Op.60
時代の苦悶を表現