Concerto
コンチェルト
定義
ソリスト(独奏者)とオーケストラの対話を特徴とする楽曲。通常3楽章で構成され、独奏楽器の技巧性が強調される。
一般的な解釈
コンチェルトは個と全体の対立と融合。独奏者のヴィルトゥオーゾ性(技巧)とオーケストラの豊かな音響が互いに高め合う。演奏者視点では、協奏曲ほど「孤独な戦い」が求められる形式はない。指揮者との呼応が生死を分ける。
語源と本来の意味
イタリア語 concertare(対立する・競合する)に由来。バロック時代の grosso と solo の対立から発展。古典派で現在の形式が確立。
代表的な用例
Beethoven
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ヴァイオリン協奏曲の最高峰
Mozart
ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
古典派協奏曲の最美作
Brahms
ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
ロマン派協奏曲の壮大さ
Tchaikovsky
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
ロマン派的な情熱
Mendelssohn
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
古典とロマンの融合
Sibelius
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
ナショナリズムの表現