Vi-de
ヴィーデ
Vi- -de
カット記号
定義
楽譜のカット(省略)を示す記号。「Vi-」がカット開始点、「-de」が終了点に書かれ、その間の小節は演奏せず飛ばす。
読み方と使われ方
「Vi-」と「-de」を合わせると Vide(ラテン語:見よ)になる。「ここを見て飛ばせ」という意味。指揮者がリハーサルや本番で時間的な都合により小節を省略するとき、あらかじめ楽譜に書き込む形で使われることが多い。出版楽譜に印刷されている場合は、作曲者・編集者が「任意のカット箇所」として設定したものを指す。
演奏上の注意
「Vi-」を見落とすと、カット終了点「-de」だけが突然現れて混乱する。特に大オーケストラでは奏者によってカットの有無を把握していないことがあるため、リハーサル前に必ず蛍光ペン等で両方の記号を囲んで確認しておくこと。Da capo al Fine や Dal segno とは異なり、単純な「スキップ」指示なので、入った後は -de の直後から普通に続行する。
語源
ラテン語 vide(命令形:見よ)。音楽的には「指定箇所を見てカットせよ」という演奏指示として定着した。省略形として V. だけが書かれることもある。
出版楽譜での扱い
ロマン派以降のオーケストラ作品では、演奏時間短縮のために出版社が「任意カット」を提示することがある。ロマン派の交響曲などでカット付きのエディションが存在する。採用するかどうかは指揮者の判断による。