Fermata
フェルマータ
𝄐
記号
定義
音符・休符・小節線の上に記され、任意の長さに伸ばす指示。時間を止めるような表現効果。
一般的な解釈
どれだけ伸ばすかは演奏者(または指揮者)の裁量に委ねられる。音符上のフェルマータは通常の2〜3倍程度が目安だが、文脈によって大きく異なる。小節線上のフェルマータは区切りや間を示す。コンチェルトのカデンツァ前に置かれるフェルマータは即興演奏の合図。休符上のフェルマータは沈黙の引き延ばしを意味し、音楽的緊張を高める効果がある。
語源と本来の意味
イタリア語 fermare(止める、留まる)から。フェルマータ記号(𝄐)はアーチ状の弧と点で構成され、「目の上の弓」のような形から「天の目」とも呼ばれる。
代表的な用例
Beethoven
交響曲第9番 ニ短調 Op.125
第1楽章 冒頭 — 休符上のフェルマータ
Bach
マタイ受難曲 BWV244
コラール — フェルマータで区切り