記譜・理論 English / Japanese

Key 調

キー / ちょう

C maj 主音+長短

楽曲の中心となる音(主音)と、そこから構築される音の体系。長調(major)か短調(minor)かによって音階の構成が変わる。

長調と短調

長調(major key):明るく開放的な印象の音階。主音から見て3度が長3度(2全音)。
短調(minor key):暗く内向きな印象の音階。主音から見て3度が短3度(1全音+半音)。同じ主音でも長調と短調では音階の構成が異なり、曲の性格が大きく変わる(例:ハ長調とハ短調)。

調号との関係

調号(key signature)は楽譜の冒頭に書かれるシャープ(♯)やフラット(♭)の数と配置で、その楽曲の調を示す。♯が1つならト長調またはホ短調、♭が3つなら変ホ長調またはハ短調。長調と短調は同じ調号で「平行調(relative key)」の関係になる。

転調

楽曲の途中で調が変わることを転調(modulation)という。近親調(ドミナント調・サブドミナント調・平行調など)への転調は自然に聴こえ、遠隔調への転調は劇的な効果を生む。転調を表現の重要な手段として使った楽曲が多い。

調の性格論

バロック〜古典期には各調に固有の「性格」があるとされた(調性格論)。ハ長調=純粋・明快、ニ短調=荘厳・悲壮、変ロ長調=堂々・快活など。現代の平均律では全調は数学的に等価だが、楽器の構造や開放弦の共鳴により実際の音色・響きは調によって微妙に異なる。