Suite
スイート
定義
複数の独立した楽曲または楽章を組み合わせた大形作品。バロック時代では舞曲の組み合わせ(アルマンド、クーラント、ジグなど)で構成されることが多い。
一般的な解釈
組曲は「個別の楽想の統一的な組織化」。各楽章が独立しながらも、全体として一つの音楽的世界を形成する。演奏者視点では、各楽章の個性を尊重しながらも、プログラム全体の統一性を保つことが本質。
語源と本来の意味
フランス語 suite(続き・系列)。複数の楽曲を組織的に配置した形式。バロック時代に確立し、クラシック以後も継続。
代表的な用例
Bach
フランス組曲集 BWV812-817
バロック組曲の最高峰
Handel
ハープシコード組曲集
イタリア的優雅さ
Scarlatti
チェンバロ・ソナタ集(組曲的構成)
イタリア鍵盤音楽
Purcell
イングリッシュ・スイート集
イギリス・バロック
Grieg
ペール・ギュント組曲
19世紀への組曲の再興
Ravel
ダフニスとクロエ(組曲版)
20世紀への進化