楽式・ジャンル French

Impromptu

即興曲

その場で即興的に作られたような楽曲。ロマン派で確立された形式で、装飾的でありながらも親密な性格を持つ小品。

一般的な解釈

インプロンプチュは「即興性の音楽化」。形式の枠は存在するが、その中で演奏者の即興的表現が活躍する余地を持つ。演奏者視点では、楽譜の指示を守りながらも、あたかも「今この瞬間に創作している」かのような新鮮さを表現する必要がある。

語源と本来の意味

フランス語 impromptu(即座に・突然)。ラテン語 in promptu(用意ができて・準備ができて)に由来。シューベルトとヴォルジーシェク(Jan Václav Voříšek)が形式として確立し、ショパンがさらに発展させた。

Chopin

即興曲第1番 変イ長調 Op.29

インプロンプチュの最高傑作

Schubert

即興曲 D.899 ハ短調

ロマン派の詩的即興

Liszt

コンソレーション(即興的楽章)

ロマン派的な優雅さ

Brahms

インターメッツォ Op.118-2(即興的構成)

ロマン派後期の深さ

Fauré

インプロンプチュ Op.25

フランス的な洗練

Ravel

スカルボ(即興的技法)

20世紀への進化