発想記号 Italian

Scherzando

スケルツァンド

「いたずらっぽく」「軽妙に」。笑いが含まれるが、それは「馬鹿にするようなもの」ではなく「知的なユーモア」。音楽の中に遊び心と機知が隠されている。

一般的な解釈

「いたずらっぽく」「軽妙に」。笑いが含まれるが、それは「馬鹿にするようなもの」ではなく「知的なユーモア」。音楽の中に遊び心と機知が隠されている。

語源と本来の意味

イタリア語 scherzare(冗談を言う・ふざける)の現在分詞形。ドイツ語 Scherz(冗談)と同根とも。語源には諸説あるが、「軽く弾む」身体感覚を含む言葉として定着した。

演奏者視点での使用感覚

音符一つ一つに「表情」が付与される。スタッカートやアクセントが「笑い顔」を作るように配置される。楽器から自然と微笑みが生まれるべき。

楽曲における役割

古典期のメヌエットやスケルツォ楽章の指示記号として多用。Beethoven が scherzo という楽章名を定着させた時期から重要性が高まった。

Beethoven

交響曲第7番 イ長調 Op. 92

第3楽章 Presto — スケルツォ的な推進力とユーモア

Mendelssohn

序曲「真夏の夜の夢」

妖精たちのシーン — 軽妙さ

Dvořák

弦楽四重奏曲「アメリカ」Op. 96

第3楽章 — 楽天的な茶目っ気