Whisper Voice
ウィスパー・ボイス
声楽
声楽特殊奏法
定義
声帯を最小限にしか振動させず、ささやくような声で音楽的なテキストや音型を届ける声楽特殊奏法。
演奏上の扱い
通常の発声とは異なり、声帯が完全に閉じない状態(声門の部分開放)でエアを流す。明確なピッチを持つ場合と、音程感のない純粋なウィスパーとして扱われる場合がある。Berio のSequenza IIIやGeorge Crumbの作品では通常の歌声・語り・叫びなどと連続的に移行するスペクトルの一部として使用される。マイクとの相性がよく、増幅された室内楽で多用。
語源・背景
英語 whisper(ささやき)+ voice(声)。Sprechgesang(シュプレヒゲザンク)の変形として位置づけられることもある。Luciano Berioが体系化に貢献。
代表的な用例
Berio
Sequenza III
女声独唱 — whisper voice多用
Crumb
Ancient Voices of Children
声楽 — ウィスパー奏法