Alto Clef
アルト記号
記号例
定義
五線譜上で中音域の音を表示する記号。第3線(五線の中央の線)にハ音(C音)を配置する。ビオラ、テナートロンボーン、フレンチホルン等で使用される。
一般的な解釈
イタリア語 chiave di contralto(コントラルト=中声)。ト音記号とヘ音記号の中間に位置し、五線譜上の読譜体系を統合する重要な記号。
語源と本来の意味
ラテン語 C(ド、最初の音)を第3線上に位置付けることで、トランジショナルな音域を示す。クラシック時代には器楽にも用いられたが、現代では主にビオラとテナートロンボーン専用となった。
演奏者視点での使用感覚
多くの奏者にとって「第3言語」のような記号。ト音とヘ音に比べて読譜の負担が大きいため、ビオラ奏者やテナートロンボーン奏者は特に注意深く読まねばならない。
五線譜での役割
第3線にC(ド)を固定することで、その上下の音名が一義的に決まる。グランドスタッフにおいて、ト音記号とヘ音記号の間の領域を担当する中核的な記号。