Treble Clef
ト音記号
記号例
定義
五線譜上で高音部の音を表示する記号。五線の第2線に渦巻き形の記号が配置され、この線上の音が「ト」(G音)であることを示す。ピアノの右手、フルート、バイオリンなど高音域の楽器で使用される。
一般的な解釈
「ト」という名前は、日本語の音階「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の「ソ」に相当するG音の古い呼び方「ト音」に由来する。西洋ではG clef と呼ぶ。
語源と本来の意味
イタリア語 chiave(鍵、key)と soprano(高音部)から。楽譜を「読み解く鍵」という意味合いを持つ。
演奏者視点での使用感覚
高音域の楽器を読む演奏者にとって最も基本的な記号。この記号がなければ、五線上のどの音がどの高さかが判断できない。指揮者はスコアを見るとき、各楽器のクレフを瞬時に判読する習慣が身についている。
五線譜での役割
第2線上に配置されたト音記号。この線がG(ソ)であることが決まると、五線譜上のすべての音の名前が確定する。五線譜という「相対的な記号体系」を「絶対的な音高」に変換する中心的な記号。