A due
ア・ドゥエ / ア 2(略)
二人で
一緒にa = for / due = two
一緒にa = for / due = two
定義
管楽器などの同一段に書かれた2パートが同じ音符を演奏する指示。1本の譜面を2人が共有して演奏すること(ユニゾンまたは同旋律)を指示する。「a 2」と略記されることが多い。
オーケストラスコアでの使われ方
オーケストラ総譜では、例えばフルート1・2が同じ段に書かれることがある。この段に「a 2」と書かれると、2本のフルートが同じ音符を演奏する(ユニゾンまたは8度)。反対に「1.」「2.」と書かれると各奏者が個別のパートを担う(divisi的な扱い)。「a 2」が指示されていない限り、どちらが何を弾くかは奏者・パートリーダーが判断する。
「a due」と「divisi」の対比
弦楽では divisi(ディヴィジ) が「一つのパートを2つに分ける」指示。a dueはその反対で「分かれていた2人が一緒に」の意。管楽では divisi という語は使わず、a 2(全員で)や「1.のみ」「2.のみ」で分けることが多い。a dueが指示されることで「ここは2本分の音量・存在感で」というニュアンスが生まれる。
実音の扱い
a dueでユニゾンになる場合、2本が完全に同じ音高を出す。この場合は音量が増すだけでなく、微妙な音色の違いが「厚み」を生む。オーケストラでは、ここぞという場面でa dueを使い音の密度を上げることが多い。2人が同じ音符でも、内声への移行やオクターブの差が指定される場合もある。
演奏上の注意
a dueでは2人の奏者が完全に合わせることが重要。特にタイミング・ヴィブラート・強弱の合わせが難しい。指揮者・首席奏者の解釈に従うことが基本。また、譜面上でa dueの指示が終わる位置(solo指示や分離指示が再び来る位置)を確認しておくことが大切。