Soli
ソリ(solo の複数形)
少人数で
前に出てsolo の複数
前に出てsolo の複数
定義
solo(一人)の複数形。「少人数のグループが前に出て」という指示。全体から切り離された小グループ(2〜数名)が主導する。「tutti(全員)」と対比して使われる。
soloとsoliの違い
solo:一人だけが演奏する。他の奏者は休む、または伴奏に回る。
soli:複数人が「ソリスト的役割」を担う。セクション全体ではなく、そのセクションの代表者数名が前に出るイメージ。例:弦楽第1ヴァイオリンが20人いるとき、「soli」指示では首席含む数名(4〜6名程度)が演奏し、残りは休む。
オーケストラでの使われ方
バロック期のコンチェルト・グロッソで「コンチェルティーノ(少人数)」対「リピエーノ(大グループ)」の対比に soli の概念の原型がある。現代のオーケストラ作品でもセクションの一部が前に出る場面でsoliが指定される。具体的に何人かは指揮者・首席と確認するのが通例。
tuttiとの対比
tutti(全員・全体)が soli の反対語。バロック協奏曲では soli(独奏グループ)と tutti(全体)が交互に現れる。現代の楽譜でも「soli → tutti」の指示で少人数から全体への移行を示す。tuttiが来るまでsoliが続く。
ジャズでの「soli」
ビッグバンドのアレンジでは「soli」はセクション(例:サックスセクション全員)が声部を分けて一緒に演奏するハーモニーユニゾンを指す。クラシックとは逆に「セクション全員が前に出る」意味になる場合があり、文脈によって解釈が変わる。譜面の文脈で判断する。