装飾音 German

Schleifer

シュライファー

滑り込み音 スライド装飾

目標音に向かって下から2〜3音で滑り込むスライド型の装飾音。音へ到着する前の助走。

演奏上の扱い

通常は目標音の長さの前半を使って下方からの上行グリッサンドで接近する。Appoggiatura(前打音)が1音だけの前置きであるのに対し、Schleifer は複数音でのスライドが特徴。鍵盤楽器・弦楽器を問わず使われるが、特にバロック鍵盤曲(Bach、Handel)に多い。楽譜上は通常小音符2〜3個の連桁で書かれる。滑らかに繋げることが肝心で、個々の音を立てすぎないこと。

語源と本来の意味

ドイツ語 schleifen(滑らせる、引きずる)から。「滑り込み」が直訳。Schleifer はバロック装飾論(C.P.E.Bach ら)で確立された用語。

Bach, J.S.

フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816

Gigue — Schleifer頻出

Handel

組曲第1集 第1番 イ長調 HWV426

Allemande — スライド装飾