装飾音 German

Pralltriller

プラルトリラー

上モルデント 別称

主音から上補助音へ瞬時に弾き、主音に戻る一打ち上方装飾。Mordentの上下反転形。

演奏上の扱い

ドイツ語圏の用語では、Mordentが主音→下補助音→主音なのに対し、Pralltriller(または Schneller)は主音→上補助音→主音の動き。英語圏では inverted mordent または upper mordent とも呼ばれる。Bach の楽譜ではトリルに似た記号(𝄞)と区別が難しく、奏者は時代・作曲家・様式から判断する必要がある。過度に長くせず、一瞬のはじきで収めることが重要。

語源と本来の意味

ドイツ語 prallen(弾む、跳ね返る)+ Triller(トリル)。「弾むトリル」が原義。C.P.E.Bachの「クラヴィーア奏法試論」(1753)で体系化された。

Bach, J.S.

平均律クラヴィーア曲集 第1巻

各プレリュード — 上下モルデント頻出

Bach, C.P.E.

クラヴィーア・ソナタ集

Schnellerとして多用