Circular Bowing
サーキュラー・ボウイング
循環弓
現代奏法
定義
弓を絶えず循環させ、音の途切れない持続を実現する弦楽器の特殊奏法。アップとダウンを滑らかに繋ぐ弓の軌跡が円を描く。
演奏上の扱い
通常の弓奏法は弦の端で方向転換が必要だが、Circular Bowingでは弓の動きを楕円または円形にすることで音を持続させる。弓毛の接触面が常に変化し、均一な音量維持には高度な技術を要する。ドローン効果や持続音が求められる現代音楽で多用される。
語源・背景
英語 circular(円形の)+ bowing(弓奏)。20世紀後半の前衛音楽の中で確立された奏法概念。ドイツ語では Kreisbogenführung とも呼ばれる。
代表的な用例
Scelsi
Quattro Pezzi
弦楽四重奏 — 持続音的奏法
Pärt
Spiegel im Spiegel
持続する弓奏