Lamentabile
ラメンタービレ
定義
「嘆き」と「悼み」。elegiaco より「声」が感じられる。泣く・嘆く・訴える、といった人間的な感情表現が前面に出る。
一般的な解釈
「嘆き」と「悼み」。elegiaco より「声」が感じられる。泣く・嘆く・訴える、といった人間的な感情表現が前面に出る。
語源と本来の意味
イタリア語 lamentabile(嘆くべき・悼むべき)。ラテン語 lamentabilis(嘆きの)に由来。古典喜劇における「嘆き」の伝統から。
演奏者視点での使用感覚
声楽的な表現力。たとえ器楽でも「歌う」という意識が必須。音が「言葉にならない訴え」として聴者に届くべき。
楽曲における役割
悲劇的なアリア、失恋・死別・失敗の描写に多用。オペラ・リート・管弦楽曲を通じて「人間的な悲しみ」の最高表現。
代表的な用例
Verdi
オペラ「ナブッコ」
アブディエッロのアリア — 故郷喪失の嘆き
Schubert
リート「菩提樹」
全体 — 失恋の嘆き
Mahler
リュッケルト歌曲集「私はこの世から去っていく」
全体 — 死への嘆き